太陽発電

2010年10月12日火曜日

The_Rolling_Stones DVD Mick Jagger


The_Rolling_Stones 「レディース・アンド・ジェントルメン」 のラベルです。 タイプ (A) 〔曲目記入版〕
The_Rolling_Stones のライブ絶頂期といわれている '72年のライブをとらえた幻のライブ映画。いまやロックのスタンダードとなっている作品を彼らが数多く作っていたこの時代を収録した唯一と言っても良い正式なライブ映像 「Ladies and Gentleman 」 が、映像・音ともに最新のリマスタリング技術によってリマスターしたDVDが40年の時を越えて遂に発売です。The_Rolling_Stones の歴史の中でもこの '72年~'73年 に行われたツアーは、まさに最強のライブであったということはファンの間では有名で、Mick Jaggerも後年この時期が最も音楽的に充実していた時期だったと語っている。全15曲を収録で、ボーナス映像として、スイスはモントルーにおけるツアー・リハーサルの模様から 「Shake Your Hips」、「Tumbling Dice」、「Bluesberry Jam」 を収録。さらには、1973年に英 BBC2 のラジオ音楽番組 "オールド・グレイ・ホイッスル・テスト" にMick Jaggerが出演した際のインタビュー。また、2010年のMick Jagger最新インタビューの映像も併せて追加収録です。
(1972年収録・2010年リマスター / 75分/ カラー 特典映像約27分) -2010年10月13日 発売-

DVD発売直前の期間限定で関西でも公開された、The_Rolling_Stonesの「レディース・アンド・ジェントルメン」を観に行ってきました。 1972 年のアメリカ・ツアーの模様を収めたフィルムで、ストーンズを映画館で観るのは一昨年の「シャイン・ア・ライト」以来2度目です。

ステージに彼らが登場した時の歓声はすさまじく、いきなり1曲目の「ブラウン・シュガー」から飛ばすメイクをしたMick Jaggerは妖しい雰囲気でした。 当然の事ながらメンバー達も若々しく、「スティッキー・フィンガーズ」に続いて名盤の評価も高い「メイン・ストリートのならず者」をリリースしたばかりでバンドも充実している頃のステージですね。

73年の来日公演がメンバーの麻薬がらみの問題で中止になり、当時の日本のファンが学校や仕事をサボってでも行きたかったであろうライブをスクリーンで見ようと、わざわざ西宮ガーデンズまで遠征したんですが「ダイスをころがせ」、いいですねえ。 熱いライブでひと息つくようなThe_Rolling_Stonesらしい緩い感じの曲なんですが、こういう曲をやるとやっぱりかっこいいです。

「ダイスをころがせ(Tumbling Dice)」はシングル・カットされてヒットしたナンバーですが、当時彼らはデビューから既に10年近くが経過したベテラン・バンドで、余裕のようなものも感じます。 The_Rolling_Stonesだからヒットした曲かもしれませんが、サビで盛り上がるでもなく、かっこいいギター・ソロがあるわけでもなく、ダラっとして気持ちイイのはやっぱりストーンズだからとしか言いようがありません。

今回注目していたのはブライアン・ジョーンズの後釜として加入したギターのミック・テイラーだったんですが、キース・リチャーズとはあまりに対照的でした。 ベースのビル・ワイマンも無口で地味な印象だけど彼は育ちのいい大人しい青年という感じで、下を向いてひたすら真面目にギターを弾いている姿がちょっとThe_Rolling_Stonesと馴染まないような気がしました。

ギターの腕前は定評があったようですが、ビル・ワイマンと同じくバンドを離れてしまったのはなんとなく納得がいくような。 ステージで目立っているミックとキースのふたりがバンドをリードしているのは明らかで、大人しいふたりは自分の居場所に迷うような事もあったんじゃないでしょうか。 ミック・テイラーが在籍していた頃のアルバムは今でも人気が高いのが彼の存在の大きさを示しているように思いますが、バンドって難しいですね。

映画を観る前に飲んだビールが効いてしまって途中ちょっと寝てしまったのは不覚だったけど、僕の前の席には60歳を過ぎたと思しき夫婦がいて、ふたりで大人しくスクリーンを見つめてました。 学生らしき女の子からビールで酔っ払って寝てしまうオヤジまで、客層の広さがThe_Rolling_Stonesの歴史を物語ってましたね。

 

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