太陽発電

2010年11月7日日曜日

Paul McCartney



Paul McCartneyポール・マッカートニーはウィングスとして制作した名作『バンド・オン・ザ・ラン』用のデモ音源はすべてレコーディング中に強盗に遭った時に盗まれてしまっていたと語っている。今回NMEのインタビュアーとして臨んだカサビアンのトム・ミーガンにPaul McCartneyポールはナイジェリアでアルバムのレコーディングを行っていた時に強盗に遭ったことを説明している。事件を振り返りながらPaul McCartneyポールは亡くなった前妻のリンダと2人でいるところに車が横付けにしてきて、てっきり足を提供してくれるものだと勘違いしたと語っている。「でね、一味が4、5人くらいいてね、一番ちっちゃいのがナイフを突きつけてきてたんだよ」とPaul McCartneyポールはトムに説明している。「それでぼくたちも『おっとぉ! きみたち送ってくれるわけじゃないんだね。むしろ追いはぎだったのか!』ってなってさ。アルバム用のデモのカセットを全部その時持ってたんだけど、それを全部持ってかれてね。おかげで曲を全部思い出さなきゃならなくなったんだ。幸い、全部思い出せたんだけど。書いたのがそんなに前のことじゃなかったから、なんとなくよく憶えてたんだよ」
BAND ON THE RUNのアナログが届いたので、今日はゆっくりとこのレコードを聴いて1973年にタイム・スリップ。1973年のWINGSはリアル・タイムで聴いていたこともあり、とても好きですね。毎週、ラジオでTOP 40を聴いてランキング発表を楽しみにしていましたが、特にこの1973年はビートルズ解散後、それぞれがソロで一番頑張っていた時期ですので、ラジオをワクワクしながら聴いていました。ポールはRED ROSE SPEEDWAY, BAND ON THE RUN, ジョージはLIVING IN THE MATERIAL WORLD, リンゴはRINGO, ジョンはMIND GAMESと、リリース・ラッシュでした。ビートルズならば年間1、2枚程度のアルバム購入で済んだと思いますが、4人がそれぞれリリースするとなると、ファンは大変です。そんな嬉しい悲鳴の1年だった記憶があります。

ごく僅かの人だと思いますが、ビートルズ時代だけを語って、ソロの時代を無視する人がいます。そういう人に向かっていつも私はこう反論するのです。ソロで活躍する時代があったからこそ、ビートルズというアーティストがより一層語り継がれ、その存在に更に光が当てられ、輝きを増すことになったのだと。あのまま4人が引退していたら、だいぶ状況はちがっていたのでは?ソロの活動の中でもこのBAND ON THE RUNは特に重要な位置を占める作品ですね。

今、BAND ON THE RUNのリマスター盤発売を記念して、コンテストが行われています。今回のCDが当たるようですので、皆さんも応募してみませんか?

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